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君の隣。【ギン×一護】
【君の隣。】
人の気配には人一倍敏感やと思う。
流魂街では人の気配に敏感やないと死活問題に関わってくるもんやったし。
そやから誰かが部屋に近付いただけで目が覚めるんや。
小さい頃から一緒におる乱菊でも同じ事やった。
元から眠りが浅いんや思ててん。
それで困ったことなんかないからどぉでもよかってんけどな。
でも今の恋人、一護ちゃんの場合は違うねん!
警戒心どころか安心感しかない。
一護ちゃんと一緒に寝るようになってから初めて熟睡というやつを知ったんや。
一護ちゃんを初めて抱いた夜のことやった。
あん時の一護ちゃんは最高に可愛かった!
もちろん今も最高に可愛えぇねんけどな!
辛いやろうのにボクの事受け入れてくれて…。
あん時の一護ちゃん、色っぽかったわぁ〜。
って!ちゃうちゃう。
一護ちゃんは疲れて先に寝てもうたんや。
隣に人がおったら寝られへんこと分かっとったから、一晩中一護ちゃんのこと見詰めようと思ててん。
一護ちゃんの寝顔ならなんぼでも見れるに決まっとるやん?
それやのにな。
ボク、いつの間にか寝てもててん。
しかもぐっすり。
目開けたら一護ちゃんがもう起きてて、照れながらおはよう、言うてくれて。
ビックリしたん覚えてるわ。
なんて言うか、愛は凄いもんやで!
このこと一護ちゃんに言うたんよ。
そしたらな、
「バカじゃねぇの」
って。
ひどいやんな。
でもその後にそっぽ向いてな。
「いくらでも一緒に寝てやるよ」
って!
幸せってこういうことなんやろな。
今日もボクは一護ちゃんの隣に。
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end
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special
thanks!!
1萬打!!
2006/4/12
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