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死帳 03常に孤高

「好きかも知れません」
「…誰を」
「キラをです」
「……」
「ぴりぴりして、たったひとり、鋭いナイフの様で」
「…まるでキラと知り合いみたいな言い方だな」
「空想ですよ」
「殺人者の気持ちを?」
「追う者と追われる者は、似ていると思いませんか」
「全く別物だよ、竜崎。少なくとも僕の中ではね」
「そうですか。私はキラは月くんの様だと思う様になってしまって」
「……」
「私は月くんの誰も寄せ付けない、気高い所が好きなのかもしれません」
「…キラも?」
「嫉妬ですか?」
「はは」



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あきゅろす。
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