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イノセンス・ドール
愛なんて知らない。
愛なんていらない。
生気の無い、冷たい目をしていた。
まるで電柱でも見るような顔つきで、彼は俺を一瞥して、興味薄げに俯く。
ぞっとするほど整った、表情の無い、人形みたいな顔。
「お前、ホモだったの?」
色味の無い薄い唇を歪ませるように、彼は言った。俺は言葉に詰まる。
肯定も、否定も、意味が無いように思えた。
「まあ、いいけど。勃たないのだけは勘弁しろよ。口でするの苦手なんだ」
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