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平凡と俺様
もしもシリーズ:虎×龍編[1周年] ※微
Q.もしも一虎と双龍が付き合ったら?


「に、兄ちゃんなんてもう知らないんだからな・・・!」

「・・・双龍?」

 生意気なところはあるが、普段は俺の言うことには絶対な1つ下の弟の珍しい反抗的な態度に思わず眉間に皺が寄った。

・・・双龍のくせに生意気な。

 ベッドの隅で毛布に丸まり、顔だけを出してこちらを睨み付ける弟の顔は赤く染まっているが、毛布が暑いというわけではないだろう。

事実、双龍の視線は落ち着きなく上へ、下へと移動していて、下に向く度に怒ったような困ったような顔をされれば馬鹿でも分かる。

「なんだ?これが好きだと言ってたのはどの口だ?ん?」

 更に弟を壁に追い詰めるようににじり寄れば、ぎゅうっと体を小さくして、しかし視線は外れる気配はない。

「フッ・・・そんなに見つめるな。減りゃあしないが増えて困るのはお前だぞ?」

それに小さく笑って、頭に被っている毛布を後ろにやれば、噛み付くように喚かれてしまった。

「な・・・、なっ!?・・・も、馬鹿っ!兄ちゃんなんてチンコ干からびちまえばいいんだあぁぁ〜!!!!」

全く、キャンキャンと煩い。

それに・・・。

「そんなこと言って・・・ただで済むと思うな」

「・・・〜〜っ!だ、だって、もう、やだっ」

非常に可愛くない。

 バッと勢い良く毛布を剥がしてやれば、そこから現れたのは一糸まとわぬ弟の姿で・・・全く誰に似たのか貧相な体つきだ。

「もうやだって言ってるだろ!?」

そんな膝小僧の形がくっきりと分かるほど細い足を抱えて、まだ逃げようとする弟は往生際が悪すぎる。

お前が俺に勝てるわけないだろうが。

「それはどうだかな」

「・・・やっ、うそ・・・っ!」

 ひょいっと軽い体を持ち上げて膝の上に乗せてもまだ駄々を捏ねる弟の煩い口を塞いで、そのままもう本日何回目かになる挿入で濡れて綻んだそこに雄を宛てがうと、そのまま一気に腰を引き寄せる。

「んん―――っ!!!むっ、ふ」

「こっちの口は正直みたいだな」

「ハァ・・・ハ、・・・バ、バカ!・・・ぁっ!」

嫌だ嫌だと言っていた割に美味そうに俺のものを銜え込む弟は本当に可愛げがなくて、でもそこが可愛いとか思っている俺はきっと兄馬鹿なんだろう。

「まあ、弟に手を出してる時点で俺はとんだバカヤロウだけどな」

「ぅ、あ・・・っ、何?」

ああ。でもこのトロンとした目で見つめてくるのはちょっと可愛いかもしれないと思う俺は、何だかんだでこの弟にイカレているのだ。

「何でもねぇよ、バーカ」


A.素直に愛情表現出来ない兄と意地っ張りな弟・・・なんだかんだで気持ちは通じてます

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あきゅろす。
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