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平凡と俺様
B
「・・・そして、最後になりましたが皆さんにお知らせがあります。今期の会長補佐は先ほど素敵な新入生代表挨拶をしてくれた、鈴木双龍君にお任せすることになりました」

 挨拶が終わった割に席に戻らないんだなぁと思っていると、続けて発表された内容に講堂内は騒然となる。

ふーん会長補佐かぁ、新入生代表の鈴木・・・って!!!

俺じゃーん!!!!???

 ばっ、と思わず立ち上がった俺に視線が集まって、慌てて着席しても囁く声は止まない。

壇上の帝臣に視線を向ければ、にっこりと笑うだけで・・・くそ、アイツ遊んでやがるな!?

 会長補佐っていうのがどういうことかは良くわかんないけど、とりあえず周りの反応からしてあまりいいものではないに違いない。

きっとすんごい雑用させられるんだ。

ああ・・・帝臣って人使い荒そうだしな、俺入学早々なんて不幸なんだろう。

これって断れたり・・・ああ、こんなとこで発表されちゃぁ無理か。

 まだざわめきの止まないまま式は進められて、俺のことはどうだっていいっていうんだな!?

クソクソ、どうせ俺の味方は可愛い可愛い三つ子達しかいないよ!

ああ〜!みー!しほ!しゅう!今すぐ会って抱き締めたい〜っ!!!

 それもこれも全てあの帝臣のせいだ!

俺をペット呼ばわりしてくれたあげく、そのせいで遅刻して兄ちゃんに怒られるし。

仕舞には面倒なこと押し付けやがって!!!

あの野郎!けちょんけちょんにしてやるんだからなぁああああ!!

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あきゅろす。
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