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文芸部の日常 〜オープンハイスクール一ヶ月前〜
あとがき
 初のキリ番リクエスト小説『文芸部の日常 〜オープンハイスクール一ヶ月前〜』、いかがでしたか。
 今回は2222番目の入場者、Y様からのリクエストをお受けして執筆いたしました。
 ジョロク本編では精霊たちが乱入してきて、どうしても非日常な要素が満載になってしまうのですが、今回は、部員が一年生だった時に時間軸を設定し、日常を垣間見ることのできる物語を作りました。


 季節は秋、10月。
 中学三年生が高校見学にやってくる「オープンハイスクール」というイベントが開催されるので、文芸部もそのイベント向けに中学生へのアピールを行おうと部誌を作ろうという状況です。
 そんな中での日常を描いてみましたら……難しいことです。
 やはり奈寿菜視点になってしまいました。
 第三者の視点から書くことが難しくなってしまっています。


 ジョロクの文芸部は、実は私の高校時代の部活動をもとにして書いているところがあります。
 オープンハイスクールも実際にありました。
 そんなかつての時を懐かしみつつ、そこここに高校での思い出をちりばめ、書き上げました。


 わかる人にはわかる、思い出です。


 向かいの校舎の鳩たち、部誌の文字の大きさの設定、部活終了が遅くなった時の靴箱や正面玄関への道。
 結構強烈だった、職員室のコーヒー臭。
 書いていて特に、このあたりが懐かしかったですね。


 私事が多くなってしまいましたが、過ぎ去りし時の回想の機会と、ジョロク文芸部三人娘の日常を描写する機会を提供して下さったY様にはお礼申し上げます。
 リクエスト、ありがとうございました。


 そしてこれをお読みになったすべての方々にもお礼申し上げます。ありがとうございました。

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