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企画
舌先(坂田・すごく短い)


「銀さん、次はこのチョコレート食べてみて」
「入れて入れて、どんどん銀さんの口入れて。名前が食わせてくれんならどんだけだって食えちまわァ」

神楽も新八も居ない二人きりの部屋で、銀時と名前はいつも以上に濃密なひとときを過ごしていた。
名前が贈ってくれたチョコレートを名前に食べさせてもらう。これ以上の幸せがあるだろうかと銀時は緩みきった表情で口の中のチョコレートを味わう。

「どうかな? 銀さんの好みの味だった?」
「俺の好みにゃちと足りねェかもな」
「え、ほんと? どうしようこの上にあんこでもかける?」
「いや」

短い返事の後、銀時は名前の肩に乗せていた腕をぐいと自分の方へ引き寄せ唐突に名前の唇を奪ったかと思うと、
チョコレートの味のする甘い舌先をぬるりと絡めてきた。





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