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マッチ売りの少女・・・仔ロキ2人の場合。
※作者の自己満足につき観覧注意。
































































見るの?































































































どうなっても知らないよ。


では、どうぞー





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むかしむかし、あるところに、ロキという名のとても無愛想な少女がいました。

ロキ「うるさい。無愛想で悪かったな。」

ロキちゃんはとても偉い魔女の弟子でした。
ロキちゃんは魔法が上手で、弟子達の中ではいつもトップでした。
ロキ「まぁ当然のことだがな。」

……ちょっと黙っててね。話なかなか進まないからね。

ロキちゃんは、お父さんとお母さん、そして妹のヘルちゃんと4人で暮らしていました。

しかし、ロキちゃんのお家は、とても貧しくロキちゃんとその家族は、いつもお腹をすかせていました。

弥乃「食べ物は魔法で出せないの?」

ヘル「お姉様の魔法は上手だけど食べ物だけは出してもすぐに消えてしまうのよ。」

ロキ「うるさい。私だってこれでも毎日修行に勤しんでいるのだ。」

ロキちゃんのお父さんは働かず、いつも少ないお金をお母さんから取り上げてお酒を飲んでいる人でした。

弥乃「ひどいお父さんですね。」
ヘル「そうなの。お母さんが可哀想なの。」

ロキ「あいついつか魔法で×××して×××にしてやるのに…………。」

弥乃「いや怖いから。」

ロキちゃんのお母さんはマッチを売るお仕事をしていました。

お母さんは、毎日寒い外に (家の中も寒いが外よりはマシ。 )毎日薄着でマッチを売りに行っていました。

しかし、お母さんも無理がたたって病気になり、働けなくなってしまいました。

ヘル「早くよくなってほしいの〜!」

ロキ「あぁ。」

働けなくなってしまったお母さんの代わりに、ロキちゃんとヘルちゃんがマッチを売って生活を支えていました。

弥乃「まだ小さいのに大変だね。」

ロキ「食べ物代にお母さんの薬も必要だ。」

ヘル「でもお父さんがお金をとってしまうの。」






クリスマスイブの日のことです。

その日もいつものように、ロキちゃんはヘルちゃんと一緒に街でマッチを行っていました。

ロキ「オラマッチだ買え、なんなら今ここでつけてお前のその暖かそうなコートを燃やしてやろうか?」

通行人A「ヒイィィゴメンナサイ!買います!買いますからァァア!許して下さいィィイ!」

ヘル「おじさん、クスクス、マッチ買って…………じゃないとそのバレバレのヅラに火ィつけるよ vV」

通行人B「スミマセンそれだけは勘弁して下さい買いますから。」
………売るというよりは売りつけていました。

弥乃「何も脅さなくても…」

ロキ「ほらお前も買え 30ダースくらいな!」

弥乃「スイマセン私これでも作者だし今残金 68円だから。」

ヘル「リアルな数字だねぇ……」
弥乃「うっ………」

マッチを売るロキちゃんとヘルちゃんの小さな手足は、どんどん冷えていきます。

雪も降ってきました。

ロキ「………寒いな…………」

ヘル「寒いの〜……」

ロキちゃんは着ている薄っぺらいつぎはぎだらけの上着を脱いでヘルちゃんにかけてあげました。

ヘル「お姉様は寒くないの〜…………?」

ロキ「大丈夫だ。お姉ちゃんは強いからね。」

ロキちゃんそんなこと言ってますが既に顔が青ざめてきましたよなんとロキちゃん上着の下には薄いワンピースだけです!

弥乃「あ゛あ゛あ゛愛しのエリーならぬ愛しのロキちゃんがぁぁあ!寒いよ!寒いよそれはぁあ!」
ロキ「早く続きを書きやがれ!このアホ!」

弥乃「ΣΣ ( ̄Д ̄ )!!」

ロキちゃんは一生懸命マッチを売っていました。

ヘルちゃんはもう疲れて歩けません。

ヘル「お姉様…私疲れたの〜」

ロキ「どれ、お姉ちゃんがおぶってあげよう。」

そんなヘルちゃんをロキちゃんはおぶって、歩き続けました。





そんな強くてタフなロキちゃんもそろそろ限界です。今日はいつもより寒いので、通りには人は歩いてません。ロキちゃんのその人を睨みつけるような翠眼もだんだん虚ろになってきました。

背中のヘルちゃんはもうすでに目を閉じて眠ってしまっています。
ロキ「ヘル……寝るなよ……寝たら死ぬぞ…………」

ヘル「ムニャムニャ……眠いのおぉ……… Zzzz…」

とうとうロキちゃんは道の脇に座り込んでしまいました。いわゆるジベタリアンですね。

ロキ「この作者め………死ね…」
弥乃「スイマセン。」

ロキちゃんは少しでも暖まろうとおもい、今まで一度も手をつけなかった売り物のマッチをすって点けました。

マッチのオレンジ色をした光からは、暖かそうな暖炉、豪華なテーブルクロスのかかったテーブル、そのテーブルの上にはたくさんの食べ物が並んでいました。

ヘル「わぁ……お姉様……なんておいしそうなお料理……」

炎の気配に気づいて、傍らのヘルちゃんが目を醒ましました。

マッチの炎は、しばらく燃えた後、フッと消えてしまいました。

ヘル「お姉様…もう一本…もう一本だけ……」

ロキ「あぁ……」

なんだかお酒をねだるお父さんみたいですね。


ロキ「死ね。」
ヘル「消えろ。」


………ヘルちゃんキャラ違う……




2人は夢中になってマッチを点けました。ロキちゃんの籠の中のマッチはもうほとんどありませんよ。

とうとう最後のマッチを燃やし終えると同時に、ロキちゃんの手が力なく雪の積もった地面に落ちました。

2人はそのまま、動きませんでした。








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あとがき

ロキ「よくも殺してくれたなこの馬鹿めが。 (手のひらに怪しい炎 )」

弥乃「ヒィィィイゴメンナサイスミマセン!!」

ヘル「お姉様はともかくなんで私まで死ななくちゃいけないのかしら? (包丁片手に )」

弥乃「ちょっ……やめっ……ギャアァァア%☆†♀℃¥&$@☆□〒Д∵ !!!」





ちゃんちゃん♪




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