EVERY DAY 03 翌朝。 日の出から数時間経ち、カーテンの隙間から朝日が入り込む頃。 雅哉はみずほの部屋の前にいた。 ―寝てんのかな?― 先程チャイムを鳴らしたのだがまだ寝ているらしく、部屋からは物音一つしない。 あまり朝に強くないようだ。 ピーンポーン とりあえず5回鳴らして起きなかったら諦めることにした。 ピーンポーン… ガタンッ バタバタバタ ―あ、起きた…。― 足音はだんだん近付いてきて ガチャンと鍵が開く音がするとドアが少しだけ開いた。 「なに?」 みずほの姿は見えないが、ドアの隙間からぼそりとみずほの声のみが聞こえる。 [*前へ][次へ#] |