「だったら名前の悩みの種をどうにかすりゃあ良いって事だろうが」
そう言って私の両手を握り締めてくれたのは、獄寺さんだった。
「貴方一人で出来る事は限られているのよ。だから自分一人でどうにかしようと思わないで、もっと仲間に頼りなさい」
「……姉貴…」
「そうですよ獄寺氏!オレも、オレも名前さんの為に頑張りますからっ」
「…アホ牛…」
獄寺さんは少し頬を染めてふいっと顔を背けた。この表情…彼が照れてる時に見せる顔だ。私はふふ、と笑みを零す。
――皆さんの気持ちが本当に嬉しかった。私も落ち込んでるだけじゃ駄目だよね。絶対治る!!…て前向きに考えないと。
「…おい、名前…」
「???」
「…言っとくが、全部お前の為じゃねぇからな。雲雀の奴を連れ戻さねぇと10代目の居場所が分からねぇからで…///」
「…隼人。そのツンデレ直しなさい。折角男らしかったのに台無しよ」
「う、煩せぇ///」
獄寺さんの頬が更に赤く染まった。何だか可愛らしい。ビアンキさんとお話出来て嬉しいのかな?姉弟、仲良しですね。
和やかな雰囲気が漂っています………が、皆さん。忘れていませんか?ビアンキさんの足の下にいらっしゃる方の事をι
落 雷
(嗚呼///ビアンキちゅあんの愛を感じる〜)
(果てろ/なさい!)
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