◇ 久しぶりと言うこともあって話しがはずんで、気がついたらもう夕方だった。 「そろそろ食堂に行く?」 「そういやご飯は食堂だった…」 ピンポーーン… 遮られた… 「…お客さ…」 ピンポンピンポーーン… …… ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン… 「はぁ…。出て来る…」 「知り合い?」 「多分…」 ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン… ガチャッ!! 「いつも一回押せばいいって言ってんだろ…!」 機嫌悪い…!? ドアの前に居たのは、濃い紫色の髪を後ろで一纏めにした、タレ目の美形だった… 一言で言うと… チャラい! 「だって一回じゃ開けてくんないっしょ?」 「……」 「ホラね!」 どうやら彼は、普段の智樺を知っている様だ。 「ま、まぁいいじゃない…」 智樺とチャラ男(要名)がいい争っていると、ヒョコッともう一人現れた。 その子は、まるで兎の様なに愛らしい、黒髪黒目の子だった。 き、気づかなかった… [*前]≡⊂(´∀`⊂)(⊃´∀`)⊃≡[次#] [戻る] |