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Side:要
「えぇっと…その…(汗)」
丁度靴が履けたと思ったらバッタリ出くわしてしまった。
つか…
なんで服着てないんだよっ…!
て、そんな場合じゃなくて…
「オ、じゃなくて…僕は怪しい者では…」
「オイ…早く出てけって…」
ギャー!!
もう一人来…
え……
ウソだろ…
「チカ…」
そこから出て来たのは、つい最近まで一緒に闘っていた仲間…
蓮乃 智樺(ハスノ チカ)だった。
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Side:?
「チカ…」
その声に…
その言葉に…
俺心臓が早くなる。
チカと呼ぶのはこの世に一人だけ…
カナだけ…
「カナ…」
俺は今までずっと待ちわびた人の名前を呼んだ。
「久しぶりだな」
そう言ってカナは微笑んだ。
髪や目の色は違えど、その笑顔はカナだった。
俺はカナに抱きついた。
もう離すまいと必死に抱きついた。
「カナ…カナ…!会いたかった!ずっと…会いたかった!!」
「ごめんな…。いろいろあってさ…」
「ん…。今ここに居るから…」
「本当にごめんな…」
そう言ってカナは抱き返してくれた。
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