■ 「どうしよっかな…」 結局あの3人には聞けずじまいだし、ここ人来そうな雰囲気じゃないし… 「とりあえず外に出るか?でも迷子になったら動かない方がいいって言うしなぁ…」 うーん… 困ったなぁ… こういう時に携帯が必要なんだなぁ… 「…め」 「ん?」 「…なめー」 この声は… 「かなめー!!」 「あ、やっぱり智樺だ!!」 流石智樺!! 困った時には智樺だ!!(←違う) 「智樺!!」 「はっ!!かなめっ!!探したんだよ!!」 「ごめんね、勝手に飛び出して行っちゃって(苦笑)」 「うんん、要が無事で良かったよ…」 「ありがと、智樺!!」 「とりあえず、風紀委員室に行く?」 「うん。まだ授業終わってないっぽいし」 「じゃ、行こっか」 俺はかなり変な所まで来てたらしく、風紀委員室は走って来た方の逆の方にあるらしい。 「あのさ、要…」 「ん?」 「聞いてもいい?」 「? 何を?」 「………生徒会長との関係…」 「!!」 心臓が止まった気がした。 前にも同じ質問をされたけど、その時はなんとかごまかせた。 でも、あんなあからさまな態度だと、やっぱり怪しがるのは普通だと思う。 「要が話したくないってのは分かってるんだけど、でも…話してみたら…」 でも… 「ご、めん…」 「え…?」 「ごめん…」 やっぱり、言えない… 言いたく…ない… 「そ、っか…」 心配させといて薄情な奴かもしれないけど… それでも… 「ごめんね…」 [*前]≡⊂(´∀`⊂)(⊃´∀`)⊃≡[次#] [戻る] |