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「どうしよっかな…」


結局あの3人には聞けずじまいだし、ここ人来そうな雰囲気じゃないし…


「とりあえず外に出るか?でも迷子になったら動かない方がいいって言うしなぁ…」


うーん…

困ったなぁ…

こういう時に携帯が必要なんだなぁ…


「…め」

「ん?」

「…なめー」


この声は…


「かなめー!!」

「あ、やっぱり智樺だ!!」


流石智樺!!

困った時には智樺だ!!(←違う)


「智樺!!」

「はっ!!かなめっ!!探したんだよ!!」

「ごめんね、勝手に飛び出して行っちゃって(苦笑)」

「うんん、要が無事で良かったよ…」

「ありがと、智樺!!」

「とりあえず、風紀委員室に行く?」

「うん。まだ授業終わってないっぽいし」

「じゃ、行こっか」




俺はかなり変な所まで来てたらしく、風紀委員室は走って来た方の逆の方にあるらしい。


「あのさ、要…」

「ん?」

「聞いてもいい?」

「? 何を?」

「………生徒会長との関係…」

「!!」


心臓が止まった気がした。

前にも同じ質問をされたけど、その時はなんとかごまかせた。

でも、あんなあからさまな態度だと、やっぱり怪しがるのは普通だと思う。


「要が話したくないってのは分かってるんだけど、でも…話してみたら…」


でも…


「ご、めん…」

「え…?」

「ごめん…」


やっぱり、言えない…

言いたく…ない…


「そ、っか…」


心配させといて薄情な奴かもしれないけど…

それでも…


「ごめんね…」




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