■ 「生徒会がランダムにグループを決めるそうです。まぁ泊まり掛けですので、いろいろトラブルも考えて調整はするようですよ」 くじ引きとさほど変わんないけど… まぁこっちの方が安全かな…? 皆は生徒会が決めるなら…とあっさり任している。 相変わらずだな… 「あぁそれと…」 ガシャッ!! ……がしゃ? いきなりの音に皆一斉に音がした方を向く。 音は扉を勢い良く開いた音らしい。 そしてそこには見覚えのある顔が… 「「「キャーーーーーーー!!」」」 クラスメートの悲鳴を一身に受ける彼。 平均より低い背。 (オレよりは高いけど…) オレンジの長い髪と眼。 何より可愛らしその顔。 「レン!!」 彼はその可愛らし顔を鬼の様に変え、周りには目もくれず、誰かに向かって突進して来た。 その形相があまりにも恐く、クラスメートは一気に静まりかえった。 そして彼は… バンッ!! 「レン!!今度と言う今度は許さねーからな!!」 と智樺の机を叩いた。 「シンさん…」 彼、シンこと神林 よつば(カンバヤシ ヨツバ)は、何を隠そう… Diceの副総長である! 「昨日集まれって言ったよな…?」 ぇぇえ!? 智樺昨日は何もないって言ってたじゃんか!! てか…!! なんでしーちゃん(あだ名)が居るんだ…!! 「よつばさん。今日は忙しいんですから早く行きますよ」 凛とした声。 開かれたまんまの扉を見れば、またもや見覚えのある顔が2つ… 「奈榎!龍!お前等も遅い!!」 「よつばが速いだけじゃん…」 東堂 奈榎(トウドウ ナカ)に松田 龍(マツダ リュウ)。 彼等はDiceの幹部。 なっちゃん(あだ名)やりゅー(くどいがあだ名!)までいんだよ!? てか… せ、勢ぞろいじゃないかっ!! 意味が分からず智樺を見ると… うっわー… めっちゃ仏頂面だ… [*前]≡⊂(´∀`⊂)(⊃´∀`)⊃≡[次#] [戻る] |