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第三話
『〜ドタバタサバイバル?合宿の始まり〜』



「やっと着いたで!」

「ったく、財前がぜんざいなんか持ってくるから大迷惑被ったわ。」

「わざとぶちまけたんちゃいますよ。遠山がいきなりデカイ声出すから落としてもうたんや。」

「わいのタコ焼き白石が勝手に食べたんや〜!」

「一個ぐらいええやん。ケチケチしなや金ちゃん。」

「ちゅー事で元凶は部長っスわ。俺に腹立てんのはお門違いやで謙也さん。」

「そもそも、ぜんざい持って来んなって言われたやろぉおお!」

「まぁまぁ、折角の合宿なんやから喧嘩せんとき。」

「…ハァ〜…」

「なまえ、でっかい溜め息吐いてどしたん?」

「バスの中であのでっかいのが肩にもたれ掛かってきて窓とサンドイッチにされて潰れ死ぬかと思った。」

「…そりゃ災難やったな。」

「ん〜っ!よく寝たばい!海風が気持ちよか〜。」

「いっそ海の中で永眠させてやろうか。」

「お、落ち着きや?後でジュースでも買ったるから。」

「…分かった。」

「ん?そういやユウジはどこ行ったんや。」

「ユウジさんならまだバスん中ですわ。」

「一体何してんねん。ユウジー!」

「呼んでも無駄やと思いますよ。直接バスまで行った方が早いっスわ。」

「全く手の掛かる子やなぁ……ユウジ!はよ降りてきぃや!」

「…俺、やっぱり無理や…小春のおらん合宿なんて…っ!そんなの耐えられへん!」

「ここまで来て我が儘言わんときや。ほら、行くで!」

「白石の鬼ぃ!」

「…よし、全員揃ったところで本格的な合宿に入ろうと思う。丁度、昼時やし…皆で昼メシ作るでぇ!」

「「「おー!」」」

「まずは食料調達と火を起こす為に木集めて来るんや!ほな解散!」





どんなサバイバルゲームやねん!

(そこまで本格的なんやるんか!?)

(そんな恐い剣幕しなや〜。冗談に決まっとるやん。ノリやノリ。)

(めっちゃ楽しそうで本気に見えたわ!)

(とりあえず調理組とテント組に分かれよか。調理組は俺、ユウジ、財前。テント組は謙也、千歳、金ちゃんな!)






甘菜です!
夏合宿場に到着しましたね〜。財前はダメと言われたのにも関わらずぜんざいを持ち込む始末…

バスでぜんざいって…そりゃ難しいっちゅー話や笑
多分、一口食べたくらいで残りは謙也に勢い良く降り注がれたんだと思います。哀れやなぁ、謙也。

次の回から本格的に合宿話に入ります!
次は3人ずつの2グループに分かれる選択話になりますので、お好きなキャラがいる方にどうぞ☆
どちらかを読むかどちらも読んでも良し。ヒロインはどちらにも存在します。

ちなみに私の担当は白石、ユウジ、財前です。
ユウジと財前が欲しい!って由良さんに言ったら、じゃあ白石も持って行け☆と押し付けられました…なんて無駄な子が…笑
私的には謙也が欲しかったな…!

と、多少オーダーミスもありましたが調理組のお話頑張ります。

では、由良さんテント組のお話宜しくお願いします!



2010/8/9*甘菜


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