★カラオケに行こう!(複数)
『五万打フリリク企画蓮華様リクエスト』
「ねー、これから皆でカラオケ行かない?」
「カラオケいいっすね!俺は大賛成っす!」
「俺も行くぜ。当然、ジャッカルも行くし。」
「は!?お前、勝手に…」
「すみません。私は塾に行かなければならないので…」
「柳生〜、そんな堅いこと言いなさんな。折角のなまえの誘いを断わるやなんて紳士の名が廃るのぉ。」
「行かせて頂きます。」
「三強はどうする?」
「俺は行くよ。」
「俺も行かせてもらおう。面白いデータが取れそうだ。」
「真田は?」
「いや、俺は遠r「真田も行きたいってさ。」
「……あ、ああ。そうだな。」
「それじゃ、皆でレッツゴー!」
「「おー!」」
「え、98点とかマジで?」
「カラオケもコツさえ掴めば簡単に点を稼げる。」
「柳より柳生の千の風のがかなり良い点取れると思ったのに。」
「十八番だっただけに悔しいですよ…!」
「柳生泣かないで!私、思わず千の風になりそうだったから!」
「いや、なったらいかんやろ。」
「カラオケは歌が上手い下手ではない。結局は機械の癖を掴めばこっちのものだ。データに勝るものはない。と言う事だな。」
「カラオケってデータに頼るもの…?」
「完全に楽しみ方間違っとるな。」
「柳先輩だけ高得点取るなんてズルいっすよ!俺にも教えて下さい!」
「なまえになら喜んで教えてやるぞ。手取り足取り詳しくな。」
「え、頼んだの赤也で私じゃないし近いし大丈夫です。点より楽しさ重視なんで。」
「それは残念だな。」
「柳先輩、シカトとか酷いっす…!」
「赤也も十分上手いから柳に教わらなくても大丈夫よ!てか、赤也って歌の英語の発音はプロ並みに上手いよね。」
「本当、英語のテストは壊滅的にダメなのにね。赤也、すごいじゃないか。まぁ意味は解ってないだろうけどね。」
「幸村部長、下げて上げて下げるの止めて下さい…」
「誉めてるつもりだったんだけどなぁ。」
「ところで仁王とブン太は歌わないの?」
「俺、飲み放題要員。」
「俺は盛り上げ要員。」
「何しに来たの二人共。」
「飲み放題って結構飲まないと元取れねーんだぜ?原価かなり低いっつーし。」
「カラオケに盛り上げ要員は必須やろう。やけん歌う暇なんてないんよ。」
「飲み放題ならファミレス行けばいいし、盛り上げ要員なのに適当にマラカス振るの止めて。いらない、むしろテンポ狂う。」
「んじゃ、今から俺とファミレス行こうぜ。ならデザートの食い放題もあるし。」
「俺のマラカスに心奪われて歌に集中出来んやなんて可愛いのぉ。」
「お前ら帰ってよし。」
「ねぇ、なまえ俺とデュエットしようよ。」
「幸村と?」
「うん。ほら、始まるよ。」
「あ、誰かマイクを…」
「マイクならここにあるよ。」
「え、1つじゃ歌いづらいよね。」
「それなら肩でも抱いて歌おうか。ね?」
「何このホスト的なノリ。誰かマイク!幸村の顔が近いと(恐くて)息が出来ません!」
「ふふ、照れ屋で困るなぁ。」
「そうそう私シャイだからね。ちょっと喉渇いたし休憩する。真田隣座るね。」
「ああ。」
「そういえば真田も歌わないね。やっぱりカラオケ苦手だった?」
「まぁ…あまり得意ではないな。」
「だよねぇ。誘った私が言うのもなんだけど幸村に無理矢理連れて来られたようなもんだしね。」
「あの笑顔に逆らうと後がないのはよく知っているからな。」
「確かに……カラオケ苦手なのは分かったけど本当に何も歌えないの?」
「歌えない事はないんだが…」
「本当に!?真田の歌聴きたいんだけど!」
「い、いや…お前に披露出来る程のものでは…」
「お願い!一曲だけでいいから歌って!」
「っ……お前の頼みなら仕方ない。一曲だけなら。」
「やった!で、何を歌うの?」
バレンタインデー・キッスだ
(!?)
(最近、覚えたばかりでまだ上手く歌えんかもしれんが。)
(ま、待って…なんで真田がそんな曲歌えるの…)
(あ、俺が教えた。今年の商店街バレンタインイベントで歌ったら高級チョコ貰えるって話だったから。)
(じゃあ幸村が歌えば良かったじゃん!)
(俺が歌っても絵的に面白くないだろう?)
((チョコとウケ狙いの為に利用したのか…!))
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!