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★ときめきサンドイッチ!(真幸)



「ハァ………ふぅ……(ちょっと身体がだるいかな…)」

「あれ?幸村先輩っ、大丈夫ですか!」

「ああ…みょうじさん。ふふ。大丈夫だよ。」

「でも、顔色が…」

「ちょっと目眩がしただけ。すぐテニスコートに行くから、先に行って準備をしといで。」

「先に行ける訳ないじゃないですか!はい!腕貸して下さいっ!」

「え、おっと…」

「私に寄り掛かっていいので、しっかりと肩に腕を回して下さいね。」

「女の子にこんな重労働させられないよ。ほら、俺は大丈夫だから腕を…」

「いいえ!私はそんなに軟弱じゃないですし、平気です!」

「君が平気でも…手を貸してくれるのは嬉しいんだけど、もしこんな所を弦一郎に……」



「精市!こんな所にい………む!?」



「あ!真田先輩!幸村先輩、具合が悪いみたいなんです!」

「あぁ…(弦一郎…固まってる)」

「だから、今日は部活をお休みした方……がぁっ?!

「うわ…っ」

「なまえ!精市!」



―ボスンッ!



「い、いたた……って、ああ!幸村先輩大丈夫ですか!?す、すみません!私がバランスを崩したばかりにっ!」

「俺は大丈夫だよ。それよりも…俺と君の下敷きになった人の心配をしてあげて?」

「え、……ああ!真田先輩〜〜〜!!!な、何で下敷きに!?」

「…このっ……たわけが!自分に出来ん仕事を無理に安請け合いするな!危うく二人揃って怪我をするところだったんだぞ!」

「す、すみません!」

「弦一郎。彼女も俺の為を思ってやってくれたんだから。そんな頭ごなしに怒らないであげて。」

「だが、手を貸す前にこのような危険に陥る可能性くらい考えられる事だろう。手助けをしたいなら、誰かを呼ぶとか…」

「いいじゃない。おかげで君はこんなにおいしい体験が出来たんだから。」

「何を言っている?」

「よく見てよ。彼女、今、」






君に馬乗りしてるよ…?(小声)

(!…っなまえ!は、早く俺の上からどかんか!)

(あ!すみませ…)

(ああ…また目眩が…)

(わわっ!幸村先輩!?)

(な…っ!(精市ぃいい!!!))


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あきゅろす。
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