The day an Angel alights
1p目
「うそ...」
瑞希は目の前の出来事に目を疑った。
学校が終わり、いつも通りこの部屋に帰ってきた筈だったのだ。
一瞬部屋を間違えたのかと思ったが他の住人が住んでいる部屋にこの鍵で入れる訳がないし、
なによりいつも愛用している見慣れた家具が置いてある事がこの部屋は自分の部屋だといっている様なものだった。
しかし、今その使いなれたベットに横たわっているのは瑞希ではない。
おまけに布団の周り・・・いや部屋中に枕から飛び出したかの様な真っ白な羽が飛び散っていた。
そして一番不可解だったのはそこに居る"彼"の背中にくっついている物だった。
そこにはそこらに舞っている白い羽と同じ色をした
真っ白な翼が生えていたのだ。
「天使・・・?」
瑞希は思わずぽつりと呟いた。
第一話
天使が舞い降りた日
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