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言葉に出来ない
08


飲み切れずに口の端から流れ落ちる精液を掬って飲まされる。
先端に残っている残滓も綺麗に舐め取れば、彼はボックスに入れてあった避妊具の袋を破る。

「付けて跨がれ」

再び勃たせるように擦れば固く形を変えて、ゴムの丸まった口を伸ばして装着させた。
言われたからにはやらないと、と長い付き合いで染み付いた身体が動く。

全く慣らさないで入れるには辛いから潤滑剤を指に垂らして内部に忍び込ませる。
周囲の筋肉を解すようにしていると、彼は徐(おもむろ)に太股へ触れた。
びくっと揺れる姿を見て吸い付いて来る。

「はっ…ぁ…」

痕が残るように口を動かす彼は体内にも指を伸ばす。
くちゅ、と新しい違和感で押し入って来る指は自分よりもツボを良く知っている。
ぐりぐりと敏感になる場所を押されて背中が仰け反る。

「ほら、跨がれよ」

腰を抱かれて体勢を変える。
体内から抜かれた指の代わりに彼のそれを受け入れれば、興奮した身体が快感を伝える。

「…っん、う」

腰を上げて落としてを繰り返しながら力を入れる。締め付けながら動かすと彼は気持ち良さそうに目を細めた。

「もっと速く」

ぴたぴたと臀部を叩かれて希望に沿わせると、水音が激しくなって耳からも刺激を受ける。
それでも速さが足りないのか腰を固定されて下から突き上げられた。

「あっ、あぁ…っ…」
「いけよ」

ガンガンと出し入れされて限界を迎える。
意識はそこで一旦途切れた。




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あきゅろす。
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