[
携帯モード]
[
URL送信]
巻戻の僕
〃
気持ち悪い。
何も考えられないくらい気分が悪くなった。
クラウドは日々の疲れや緊張が溜まり、だがそれが発散出来ずにいた。
今は周りの視線なんて気にならない程、自分の中で一杯一杯になり、ほぼ壁伝いになりながらも何とか部屋の前に着いた。
だがとんでもないことに気付くと、青白い顔色を更に悪化させた。
「カードキー、忘れた……」
クラウドはそのままへなへなと座り込むと、壁に凭れながら立てた膝に額を乗せた。
[*ーBack]
16/16ページ
[戻る]
[
小説ナビ
|
小説大賞
]
無料HPエムペ!