短編Store
涕泣のグランギニョル
死神の劇場−終盤−
いつものように幕開けされたグランギニョル
開闢の物語が始まり,いつものように踊らされる
終盤に差し掛かり,盛況に包まれる頃・・・
絡めとられていた桎梏が・・・・・・毀損した。
一糸(ひとつ),また一糸と墜ちてゆくたび歓喜の叫哭(さけ)びが聴こえてくる
−僕は羽撃(じゆう)になれるの・・・!?−
−飛躍(にげだす)ことができるの・・・!?−
傀儡の願(おも)いが溢れ出した
そして…最期の糸(かせ)が墜ちた・・・
やっと・・・やっと羽撃になれる・・・!
さぁ,翼を広げ舞い上がろう,
今すぐに・・・
<<酔狂>>
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!