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imbalance
窓の外を見れば果てしなく黒が広がっている。
ところどころに光はあるものの、その黒の印象は強くて、どこを見てもみな同じ景色に見える。

やっぱり僕は宇宙が嫌いだ。
地に足がついていないようなこの感じ。
昔のことが関与していないと言えば嘘になるが、きっとあのことがなくても僕は宇宙を好きになれてはいない気がする。

窓から離れ、一人でコーヒーを入れて飲む。
なんで僕は嫌いな宇宙で好きなコーヒーを飲んでいるのか。
その矛盾に哀しみを覚える。


と、ドアが開き任務を終えたティエリアが入ってきた。
ここに僕がいるとは思っていなかったらしく、ティエリアは一瞬部屋に入るのをためらっていたが、足を進め椅子に座った。

「任務、お疲れ様。」

コーヒーをもう一杯注ぎ、ティエリアの前に置いた。

「ガンダムマイスターとして当然のことをしただけだ。」

そう言って少し顔をしかめた。

あぁ、やっぱりと思った。
僕はどこかティエリアに嫌われている節がある。
さっき部屋に入るときもそうだが、どこか俺を避けているような、時々そんな気がするのだ。
これから、同じガンダムマイスターとしてうまくやっていけるだろうか。
先の見えない不安が僕を取り巻いていた。





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あきゅろす。
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