BATTLE？
「刹那ぁー」
―ボフッ
ロックオンが投げた雪玉が、振り返った刹那の顔に命中した。
フルフルと体が震えるのに合わせて髪についた雪がはらはらと落ちていく。
（刹那、もしかして怒ってる……？）
「刹那・Ｆ・セイエイ……目標を駆逐するｯ！」
刹那が雪玉を作ってロックオンに投げつけ始めた。
「俺はロックオン・ストラトスだぜ？目標を狙い撃つ！」
最初はムキになっていた刹那も、雪合戦をしているうちに楽しそうにしているのが傍から見ていてもわかった。
「なんだか、楽しそう…だな……」
「そうだね。ティエリアもやりたい？」
「いや…俺はべつに…」
―バフッ
隣りに立つティエリアの顔に刹那が投げた雪玉がそれて当たった。
「ぁ…すまない……」
―ボフッ
今度はロックオンの投げた雪玉が右肩に当たる。
「ティエリアーお前もやれよ。狙い撃ってやるぜ？」
―ボスッ
ティエリアの左肩に雪玉が命中した。
（ロックオン…本当に狙い撃ってるなぁー…）
ティエリアは顔や肩に残る雪を手で払った。
「ティエリア、大丈夫……？」
「……ティエリア・アーデ……目標を破砕する……」
「え、ちょっとティエリア!?」
ティエリアはロックオン目掛けて雪玉を投げ始める。
だんだんと二人に近付いていき、ロックオン対刹那・ティエリアになったのもつかの間。
今や雪合戦はイーブン勝負になっていた。
このまま三人の雪合戦を見ているのも微笑ましいけれど
「アレルヤ・ハプティズム、介入行動に入る。」
僕も雪玉を投げながら三人の輪へと入っていく。
―END―
過去拍手文
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ガンダムでギャグがやりたくて…
つい……
勝者は誰でしょうね（笑）
20080121 侑兎
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
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