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 大きく襟をはだけられて、膨らみが露わになる。
 大きさこそ小振りだが形は良かった。
「とってもきれいだよ、七緒ちゃん」
 そう言い、唇を膨らみに這わせる。
「んん…」
 唇と髭の感触に体を震わせる。

 だが、直ぐに髭の感触など気にならなくなった。
「あ、あんっ、やっ、あっ」
 初めての刺激に七緒の頭の中が真っ白になる。優しく舐られたと思えば、痛む程に吸われたり軽く噛まれてしまう。もう片方の膨らみは手で口と同じような刺激を贈られる。
 固く尖った先端を、甘噛みされれば指で摘まれ、吸われれば捻られて、舌で転がされれば指で捏ねられる。同時に、口と指で刺激され、左右口と指と入れ替えられて巧みに愛撫されては堪らない。

 びくりと体は跳ね、仰け反り枕を握りしめる。
 お陰で春水が裾を捲る前に、襦袢の裾は乱れてはだけていた。 

「七緒ちゃんの足、すべすべだ…。死覇装の袴の裾短くしちゃえばいいのに」
 七緒の足を撫で唇を押しつけ舌を伸ばし舐めながら、感想を漏らす。
「絶対…、嫌っ…」
「えー?どうして?」
 七緒が快感に瞳を潤ませ、息を弾ませながらもはっきりと拒否をすると、春水は唇を尖らせて文句を言う。
「セクハラ…ひどくなるの、目に見えてますっ」
「…いいじゃない?恋人になるんだもの」
「公私混同は、やです…」
「真面目なんだから」
 そこが七緒の良いところだ。これ以上追求しては雰囲気が台無しだ。春水は七緒の気が変わるように、熱心に愛撫することにした。

 足を大きく広げて、これから自分を迎えいれさせる為に、丹念に解すのだ。
 何せ七緒は処女なのだから。
 痛い思いは絶対にさせたくない。
 それこそ、大人の経験ある男として、当然の義務だとも思う。決して自分本位の行動をしてはならないと思う。

「やっ、隊長っ!汚いっ」
「汚くないよ、七緒ちゃんお風呂入って来たんでしょう?」
「でもっ」
「大丈夫、優しくするから」
 舌を伸ばしまだ固く閉じられた場所を、丁寧に舐めていく。

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あきゅろす。
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