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銀色の空に
4




「独り占めなんて良い度胸だね」




「陸は俺が好きだ」




『俺は陸が好きだの間違いだろソレ』





一気に賑やかになった病室で、隣に(何故か)転がる蒼夜をひっぺがしながら言う。


それを余裕そうにする蒼夜は、しれっと俺の腰に手をまわしてみたり。






『はいはーい蒼夜君おこるよー』




「安静にしてろ」




『お前さっき俺に何しようとした?』



「…………、・ω・」




『ぶっ』





急に猫の様な、悪戯する子供の様な顔になり吹き出してしまう。


最近の蒼夜はギャグが上手い。





「腕は…」




『こうちゃん・・・、心配してくれてるの…?』




ぐすん、なんてすすり泣きで茶化してみるも、冦吏は変わらず涼しい表情をして立っている。


大丈夫だな、と俺の頭を撫でた後、ちらりと蒼夜を横目で見ながら三つある椅子の一つに大人しく座った。




「陸くん…っ」




『楓、そんな顔で俺を見ないで。…あほら・・勃っちゃう』




「…………俺がしてあげ」



バキッ




妙な音のした楓の足を覗くと、そこには黒崎の足。


若干引きつる楓を見て苦笑し、楓の肩をぽふぽふと叩いてやる。



可哀想な楓の足(あくまで足が)…。





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あきゅろす。
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