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無双の短編
夢 【真田幸村】
「お館様っ お館様ぁっ…!」

そこで目が覚めた。
今は亡き主を夢の中で追いかける、
未練がましい自分がほとほと嫌になる。

今は、お館様がいなくても、大切な仲間がいる。
兼続殿や三成殿、慶次殿が…。

それでも…

それでも、兼続殿には謙信公がいるし、三成殿には左近殿がいる。
慶次殿は自ら浮雲のように一つ所に留まらず、己の意思で一人だから…。




だから…?






『ウラヤマシイ?』








「幸村〜!!」

その温かく呼ぶ声で我に返る。

私は間違っている。
私には、命をかけて守りたいと思える仲間がいるのだから。

「兼続殿、三成殿。慶次殿まで!どうしたのですか?……」



私が私でいられる理由…

それは、傍にいてくれる仲間がいること。




あとがき

お館様が亡くなった後の
真田さん。
これはもろ無双2のほうです。
いつもにこやかな真田さんも
実はきっと、
いろいろと思うところが
あるんだと思いますよ?
(あくまでも勝手な見解)




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