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小説(短編&ドール小説)
アルテミスとカリスカーラB

 最早、本来の自宅は別宅扱いになっており、物を取りにたまに帰る程度で物置に使っているようなものだ。物置にしては高い金額を払っていたりするが。

 今やアルテミスの住むこのスカイスクレイパーに徐々に彼女の荷物が増え、近いうちに同居しそうな勢いである。

 いや、この様子じゃ確実にだ。

 面倒臭がりなカリスカーラが物を取りに一々帰らなきゃいけない現状に耐えられるはずがない。


「私もここに住むことに決めたから!よろしく〜♪」

 なんて、気軽かつ突然言い出すに違いない。
 二人が暮らすには十分な広さがあるからこそ自信を持って堂々と言い放ち住み着くのだ。

 そんな人間である。

 現実、アルテミスもなんだかんだでカリスカーラの言動を許す構図が出来上がっているので、特に断る理由もないだろう。

 アルテミスからしたら料理しか出来ない家政婦の住み込みみたいなものと考えてしまいそうだ。





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あきゅろす。
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