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詩集
深紅の狂気
視界は真っ赤に染められる。
一瞬にして消える儚いもの。
砕ける総てのもの。
硝子のように粉々になって堕ちる。
真っ赤な海で真っ赤に染まる。
誰よりも愛しい、
君と僕。
温かな鮮血は急激に冷えて、
僕の体温を道連れにしていく。
愛しい君の身体を僕は抱き締めて、
何もかもを奪った悦楽に笑う。
そのしなやかな身体は血の海で溺れて、
更に美しく、永遠を手に入れた。
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