詩集
海の泡
ねぇ…
貴方と私の見詰める先は一緒かな?
寄り添ってるのに寂しいよ、切ないよ。
私達の関係は、海の泡のように儚く消えそうで。
どんなに体温を感じても、心は寂しくて切なくて、勝手に涙は溢れた。
雨が降っても遠くを見詰め続ける貴方に、もうかける言葉もなくて。
私の言葉も届かないと知っていながら、沈黙な中、空しいままに寄り添う私は憐れな女ね。
本当に泡になって消えてしまえたら良いのに。
貴方と二人。
すれ違う心から眼をそらしながら、静かに消えてしまえたら。
私は幸せ。
リピートする考えに抗う術もなく、この手は…。
海は私の悲しみより深いのでしょうか?
海の闇に何があるのでしょうか?
思考も手も貴方に染まり、後少し強く強く…。
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