[携帯モード] [URL送信]

魔法少女リリカルなのは-儚い想い出-
高町家へご招待♪3




「勝負は簡単だ、この木刀を使って相手に参ったと言わせるか気絶させるかだ」

「分かりました・・・ではさっさと始めましょう」

そう言いながら俺は恭也さんから借りた木刀を構えた

「合図は・・・そうだな、なのは、お前がやってくれ」

「う・・・うん、分かった」

はぁ〜・・・

俺は息を整え目の前の相手に目を向けた

「では・・・はじめ!」

ダン!

そういった瞬間俺は思いっきり前へと跳んだ

まずは先手必勝、首向かって思いっきり横に木刀を振る

「っ!?だが甘い!!」

な・・・防がれた!・・・道場の師範代、だてに名乗ってはないのか・・・

俺は一旦距離をとり相手の出方を伺う・・・

「来ないのか?・・・ではこちらから・・・・・・行かせてもらう!!」

恭也さんはこっちに向かって思いっきり走ってきて・・・左上!

ガン!

「やるな・・・だが力比べでは負ける自信はないな」

「っく・・・」

確かにこのままでは力負けして押し切られてしまうな・・・

よし・・・

「はぁ!」

「っ!?っが!」

俺は下から押し返している力を抜き足で恭也さんの腰を横蹴りした

「まさかそんな風に回避するとわな・・・」

「ありがとうございます・・・ですがこの一撃で終わりにしましょう」

そういって俺は木刀を鞘にしまう感じで腰につけた

「居合い・・・いや抜刀術か」

「これで終わらせます」

余計な情報はすべてカットして目の前にいる敵だけを見た

「いいだろう・・・行くぞ!」

「はあああああああああ!!」

敵が向かってくる・・・俺もそれに合わせて足を出した

距離が2メートルくらいになったとき俺は抜刀した

「っ!早い!」

ガン!

受け止められた

「っく・・・重い・・だが、これを受け流せば・・・俺の・・・・うおおおおお!はあっ!」

俺の剣は受け流された・・・だが・・・

「はああああああああああああ!!」

そこでさらに一回転し俺は

「な!?」

敵の腰を思いっきり当てた

ドン!

「はぁ・・・はぁ・・・・・・ふぅ」

疲れた・・・精神的に疲れた・・・

「す・・すごいよ!悠君!お兄ちゃんに圧勝だよ!!」

「なのは・・・いや、実際結構剣を止められたしね・・・きつかったよ」

「それでも凄いよ!お疲れ様、悠君」

「恭也さん大丈夫かな?壁に思いっきり打ち付けられて気絶してるが・・・」

「大丈夫だよ、お兄ちゃんだし!伊達にお父さんに鍛えられてないって!」

「そうか・・・?平気ならいいが・・・恭也さんどうしよっか?」

「ほっといていいよ、時間がたてば目が覚めるよ」

恐ろしい妹さんだ・・・

「でも・・・ありがとね、悠君」

「ん?何が?」

「お兄ちゃんに決闘申し込まれたとき、守るっていってくれて・・・うれしかったよ!」

「あぁ・・・お前らは絶対守るって心に決めたしな、否定された時悔しくてな」

「うん・・・ありがとうゆう君」

「じゃあ・・・恭也さん起こして帰るか!放置したままじゃ風邪ひいちゃうからな」

「うん!ちょっと待っててね確かここら辺に・・・あった!はい、ゆう君」

「おぉ・・・気つけ薬、ありがとうなのは」

「いえいえ」

俺は気つけ薬を恭也さんにかけた・・・

そして数秒経ち

「ん・・・俺は・・・」

「お・・・目が覚めましたか?恭也さん」

「お前は・・・あぁ、俺は負けたんだったな」

「はい、勝たせていただきました」

「しょうがない・・・お前にならなのはを任せられる・・・頼んだぞ」

あ〜そういえばそんな話から始まったんだっけ・・・?

「皆は俺が守って見せますよ」

「悠君・・・」

「よし!恭也さん、なのは、家に戻りましょうか」

「あぁ・・・」

「うん!」

俺達はなのは家へと戻っていった



[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!