綺麗な薔薇には (18禁) 1 side光 side 光 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー うざったいぐらいの周りの視線を無視して 僕はトイレに全速力で向かう トイレの個室の鍵を閉めて 僕は力が抜けたように便座に座り込んだ 「ハァハァ…」 喜び 悲しみ 苦しみ 嫉妬 劣等感 疎外感 そして罪悪感 沢山の感情がぐちゃぐちゃに混ざって 僕の心の中を更に真っ黒にする 律にあんな事言いたかった訳じゃない 生きてる律に会えて嬉しかったのに… 傷ついているのを無理に隠して笑う 律の顔が 仕草が 僕を苛立たせ醜くさせた 「律なんて嫌いだ…大嫌い」 思い出したくないのに 律の傷ついた顔が頭から離れない 涙と一緒に律の事なんて忘れられたらいいのに… [*前へ][次へ#] [戻る] |