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志紅がなんの迷いもなくドアを開けるから、心の準備がまだ出来ていない
 
3人が生徒会室に入ってから、顔を覗くようにして入る
 
すると…
 
アイドルかってぐらいイケメン、可愛い顔がこちらを見ていた
 
「「ようこそ。生徒会へ」」
 
みんな一斉に声を揃えて言う
 
「詩遠くん、」
 
「うぇ?…俺の名前…」
 
と、そこまで言って気付いた
 
生徒会だからか
 
「初めまして。副会長の矢川 唯です
因みに光の妖精って呼ばれてる」
 
すごく優しそうな印象だ
 
笑ったときに、照れたように笑うのが特徴的だった
 
「会計、橘 茶月。宜しく。俺は騎士って呼ばれてる」
 
偉そうに椅子で足を組んで、隣に座る唯さんを愛しそうに見つめている
 
でも目が澄んでいて、心が綺麗な人なんだなと思った
 
「書記の憂。改めて宜しくなっ」
 
「同じく書記の沙夜です。宜しくね」
 
憂と沙夜も同じように挨拶
 
あれ…?
会長は…?
 
「会長の志紅です。詩遠、宜しくねっ」
 
いたずらっ子ような笑みを浮かべ、ビックリした?と聞かれる
 
「だってどんくさい志紅が会長なんだもん」
 
「どんくさいってなにぃ…?」
 
むっと膨れて俺の肩をぐらぐら揺らす
 

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