93゚
(01)
=久し振りの学校=
「こーじの……糞馬鹿野郎ォオ!!」
そう言って幸慈の頭をスリッパで叩く
周りの組員さんは慌てて止めようとしたが、俺の本気の目を見て止まった
なぜ俺がこんなに怒ってるか…
そんなん決まってる
「昼…好き放題ヤっておいて、夜になったら俺を起こそうとか思わないわけ!?こんの〜…下半身馬鹿がァア!!」
また幸慈に殴り掛かろうとすると、次は來人さんと志紅に止められた
そう…昼あんだけ幸慈の我が儘に付き合ってやったのに
夜になったら「夕飯だよ」の一言ぐらい言え!!
昼の行為のせいで、身体がダルくて朝も寝過ごしたし…
「雅之さんのご飯…全然食べてない!!!!」
俺は1日分、雅之さんのご飯を食べていないんです
目に涙を浮かべながら、幸慈を蹴る殴るの繰り返し
その間にも腹は減っているわけで…更に涙が溢れだす
「んな…餓鬼じゃあるま「こーじのばかぁ!!」
オマケに頬にビンタをし、昼の行為の原因となった総馬に傍に座る
総馬は困っていたようだが、そんなの気にしないほど、俺は怒っていた
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