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93゚
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「詩遠…わ」
 
「謝る事ないよ?…俺、李以の言ったこと本当だと思うし」
 
俺がそう言うと李以は笑い、頭を撫でてくれた
 
足で背中を蹴られ、そのまま雅之さんの料理を食べた
 
蹴られた背中を擦りながら、李以のご飯を幸せそうに食べる姿に笑う
 
「詩遠。飯食ったか?」
 
「あ、そういえばまだだった…じゃね、総馬」
 
総馬に別れを告げ、志紅の傍に行く
 
遙さんが来たからか、壊人は居なくなっていた
 
「志紅〜〜っ!!」
 
久し振りに志紅に抱き着いた気がする
 
だって最近は、懍ちゃんを抱っこしてたからね
 
志紅は遙さんにベッタリしてたのを見られたと思ったのか、恥ずかしそうだった
 
気にしないのにね
 
「詩遠」
 
「んー………ンクッ!?」
 
後ろから幸慈の声がして、振り返ると唇に薄いものが当たった
 
それが幸慈の唇だと気付いたのは、舌が口内に入ってきた時に分かった
 
「ふっく、やめッ…んちゅ…うッふ、」
 
息苦しさと羞恥から、幸慈を離そうとする
 

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あきゅろす。
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