93゚
(09)
「…は、るかさ…ん?」
遙さんに言われた意味が分からなくて聞き返す
遙さんは不敵な笑みを浮かべ俺に言う
「一度しか言わないと言いましたよ?」
「え、…あ、う……俺…も…」
じゃぁ…期待しても良いのかな?
そう思い自分の気持ちを遙さんに伝える
遙さんは何も言わずに、頭を撫でてくれた
「…んっ、」
「ずっと傍に…いてくださいね?」
ファーストキスを遙さんに奪われ、赤面しているのにも関わらず、遙さんは耳元で囁く
うぅ……恥ずかしい///
助手席に座り直し、車が本家へと出発する
その間にも目が合う度に、俺は反らしてしまう
それを横目で遙さんは優しく笑い、また俺は赤面し…その繰り返しだった
早く、本家に着いて…///
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