93゚
(06) ※
そう優しく聞く幸慈の顔のも辛そうだ。力を抜こうと思っても、全然出来ない。抜きかたを忘れたみたい。
「こっち向け
…お前の好きなキスしてやる」
「んんっ、ふ…ん」
ズズッとナカに進んでくる感覚に唇を離す。やべ…ほんと慣れないな。
そんなことをボーッと頭の隅で考えていると、全ておさまったのか、幸慈のため息が聞こえた。
「いいか?」
「ん…、」
目の前の幸慈の腕にしがみついて、次にくる流れるような快感に耐える。
「ん、あっ、ひうっ
や、やあ..あっあ゙っあん!!」
「防音で、良かったなッ」
そこで気付いた。ここ学校だ…っ!!
かあっと顔に熱が集まり、激しく抵抗する。俺、なにしてっ、
「急になんだよ」
笑う幸慈にやだやだと顔を左右に振る。その顔も意味なく固定され、深く長いキスをされた。そしてそのまま腰にくる衝撃が強くなった。
「んーっ、んっん!!
…はッ、あっだめ、だって..ああっ、やっやあ」
「一発で終わりにすっから」
更に激しくなる突き上げに、どうしていいかわからない。目にも涙が浮かびはじめた。
どくんっと身体が跳ね上がる。幸慈がその変化を見逃すはずもなく、俺のモノを抜き出す。
「あっあっ、…ひゃああっ、
まっあっ、あん…も..ーーっ!!」
「ッ…くっ、」
弓なりに身体を反らせて、欲をはきだした。幸慈も同時ぐらいに俺のナカに出す。
片目つむっていて、かっこいいなあ。なんて思ったのは死んでも吐かない。
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