93゚
(29)
目を覚ますと、眩しい光が俺を照らした
1つ背伸びをして、カーテンを左右に開く
今日も天気が良く、雲1つない快晴だ
「あー…あ!!今日は体育あるんだった…」
ゲェと顔を歪め、クローゼットから体育着を取りだし、適当な袋に詰めた
なにやるんだっけなーと思いながら、顔を洗い歯を磨く
「そういえばどうすれば良いんだろ?」
志紅から何も聞いていないので、何をすればいいのか分からない
一応制服を着て、いつでも出れる用意をする
ピンポーン
丁度良い時間帯にチャイムが鳴り、志紅だろうとドアを開ける
そこには、お馴染みの顔が
「昨日、色々言うの忘れてて…朝食食べに行こう?」
志紅が申し訳なさそうに言うので、大丈夫だよとだけ伝え部屋に鍵をかけた
食堂に行くと、やっぱりというか…たくさん人がいた
生徒会専用の場所で朝食を取ることにした
途中から黒崎と白崎も交わり、楽しく食事ができた
朝食を食べ終わり、食べたものを片付けようとすると、小さい男の子が話しかけてきた
「あの、宜しければ僕が片付けてきますよ?」
何処かでみたことのある顔だな。と頭の隅で考えるが、今日は一人じゃないし皆もいるし…
「ありがとう。でも、大丈夫だよ?」
笑い返すと顔を真っ赤にして、慌てて食堂を出ていった
頭を傾げて、行こっか?と言うと沙夜以外みんな変な顔をしていた
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