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それからは、志紅と残りの部屋の片付けを手伝ってもらい、夜に別れた
 
何もすることがなくて、テレビを見ながらボーッとする
 
「電話しちゃ…迷惑だよね」
 
幸慈を思い、携帯を開いては閉じるの繰り返し
 
少し早いが風呂に入ろうと思い、さっきまで握り締めていた携帯を置いた
 
 
「うわーデッカ!!」
 
個室のはずなのに、風呂は男二人は入れるところだった
 
軽く身体を洗い流し、一人で風呂を満喫する
 
「ふんっふふふん」
 
思わず歌を歌ってしまう
 
今日は色々あって疲れた…
 
だから早く寝てしまおうと、逆上せない内に身体を洗って風呂を出た
 
机に置いた携帯を見ると、ピカピカ光っているのがわかった
 
メールかな…?
 
携帯を開くと『幸慈』とディスプレイにあった
 
急いで開くと、無題となっている
 
幸慈らしいや…クスッと笑って内容を見る
 
思ったより早く迎えにいけそうだ
来月の中旬には仕事が終わる
 
とだけあった
 
ってことは…今は9月…10月には帰れるのか
 
思わず顔が緩む
 
それと同時に寂しい思いにもなった
 
だって…憂や沙夜、唯さんや茶月さんに会えなくなる
 
でもまた会えるよな?
 
遊びにくればいいんだ
 
そう考えると気が楽になり、幸慈に返事をして寝室に行く
 
ベッドに寝っ転がるとすぐ眠りについた
 

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