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志紅は5005号室らしく遠い…
まぁいつでも会える距離だし、間には沙夜と憂が入るらしい
もう一部屋は誰もいないんだってさ
「じゃぁ、後で部屋の片付け手伝いにいくからね」
志紅が可愛らしくバイバイと手を振り、廊下へ消えていった
さて…なんかドキドキしてた。
キーを差し込み、ドアを開けると…そこには長い廊下が続いてました
「…ここ部屋だよな?」
取り敢えず玄関に立っているのも何なんで、靴を脱いで部屋に上がる
なんかもう周りがキラッキラしてる
リビングに行くと、段ボールが無造作に置いてあった
腕捲りをして気合いを入れる
「よしっ!!やるか!!」
ピンポーン
一休みしている時間にチャイムがなる
重い腰をソファーから持ち上げ、玄関へ向かう
「はいはいはい…誰ですかーっと、あっ志紅!!」
「遅れちゃってごめんね!!…生徒会の仕事が入っちゃってて」
「いーよいーよ」
さ、上がって。と部屋へと案内
氷を入れたグラスにオレンジジュースを入れる
志紅の座っているソファーまで行き、オレンジジュースを置く
「あ、ごめんね。それにしても結構片付いてるね」
「なんかやりだしたら止まらなくなっちゃってさ」
詩遠らしい。と志紅はクスクス笑ってグラスを口に運ぶ
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