93゚
(24)
食堂に着くと、わーきゃー周りが騒ぐ
そりゃ、生徒会と救世主(?)がここにいたら騒ぐよな
俺たちは生徒会専用のテーブルに座るらしい
俺が端の方に座ると、白崎が隣に座った
「俺も隣に座りたいーっ!!」
黒崎が俺の顔を覗きながら、つめるように身体を押す
俺の目の前には志紅で、左右には憂と沙夜がいる
「しおちゃんはなに食べるの」
これはどこで注文したら良いのかな?
「しおちゃん!!」
「あっ、俺!?」
こくんと頷いて、リモコンっぽいものを見せてくる
どうやらしおちゃんは俺の事らしい
画面がついていてそこには、米類、麺類、パン類、デザート類…など様々なメニューがあった
「詩遠、キーの後ろ側にバーコードあるでしょ?それ、ここにかざして?」
志紅に言われたまま、財布からキーを出し裏を確認する
おぉ…っ、バーコードが
リモコンの先についている赤外線に近付けると、ピーッと小さく音が鳴り画面に5001と映った
「で注文するの」
横から白崎が俺の顔を覗きながら言う
白崎も人の顔覗くの癖なのか?
取り敢えずリモコンに目線を戻して、画面に手を触れる
今日は…麺って感じ
ミートソースのスパゲッティを押して、デザートの欄を見る
抹茶アイスかな…
押したあとに、10分後という欄を押した
これで届くらしい
後から唯さんと茶月さんとも合流し、楽しい食事を過ごした
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