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銀魂 短編集
3zの夢主 (沖田)


休み時間

それは授業と授業の間にある休息の時間
つまり、癒し



俺の中では[癒し=睡眠]となっている



いつも授業中に寝て

・右隣の沖田にしばかれる
・先生にほっぺたをつねられる

などの暴力的な行為によって起きなければならない



しかし、休み時間は安心して眠れるはずなのだ




今日も休み時間という存在に感謝し、バッグを枕代わりに寝た





はずだった







「話そーぜ」


それとともに枕(仮)が引き抜かれた


もう少しで寝れる所だったのに


誰だ、こんな真似したの




『なんだ沖田か。じゃあ許す』




机の前に沖田が立っていた

いつ見ても長い足だな

俺もだけど


…決して足フェチとかじゃないからな




「俺じゃなかったらどうしてた」


『別に。ちょっと軽く叩いて寝るぐらい』




蒼の軽くはあんなに威力が高いのか

先ほど話しかけて返り討ちにあった山崎を見る



『3zだと本編以上に影が薄いから作者がたくさん出してやろうって意気込んでんだわ。山崎邪魔だわ』



「確かに。それより蒼、国語の教科書どうした」


教科書?
なんだっけそれ


さりげなく山崎それ扱いすんじゃねーよ




机の中に手を突っ込む

一冊ずつ出しても国語の教科書は無かった



まず、なんでそんなことを聞いたのだろうか



もしかして…




『テメェ、なんか足りねーと思ったら…まあいい、気が変わらない内に返せ』




「人にお願いするときはどーするか先生に習わなかったのか」



コイツ、笑ってやがる

このあとの展開を予想して楽しんでやがる


ここで力づくで取り返しても今度はノートをとられるのがオチ



だったら…



『教科書返してくださいお願いします』



謝った

この世で一番謝りたくない奴に謝った

これで返さなければいけなくなったはずだ





「…何でもしてくれるって言うなら返してやらねェこともねェ」



おいなんで涙目なんだ腹立つ




沖田と目が合ったら逸らされた


え、何?マジでなんなのこの状況


なんで俺が泣かしたみたいになってんの





「蒼…」


『だーッ!もう分かったから!何でもするから涙拭け。ほら』



ハンカチで目の辺りを軽く拭いてやった

新しく買った新品を沖田のために使うのは嫌だったが




「…ほんとに何でもしてくれんの」



『不可能なことは無理だけどな』




涙を拭きながら答える

ただ、沖田の口が弧を描いたのを俺は見逃さなかった






「じゃあ、俺と一発やらせろ」






…正気かよコイツ










次の日は腰が痛くて休日を無駄にした






あと作者文才なさすぎ



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あきゅろす。
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