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流れに流れて。
とばっちり

ドクリドクリと胸が変に高鳴ってゆく。今オレは女の子の怖い集団に呼び出しをくらい、人があまりこないやような
というか、古典的呼び出し場所の


「裏庭ってさ…」

「何よ?」

「あ、いえ」


呼び出しをした女の子たちはたったの4人程度だったのにさ、いざ来てみたら10人ぐらい居ましたってさ、めっさビビらね?
メガッサビビらね?
オレ一人に限らず…


「ちょっと、聞いてんの!?」


ダンっと、壁を蹴り上げて意識をそちらに向けらさせられる。本当に女の子かよって、ちょっと疑いたくなった。


「あんた、聞いた話し和哉の恋人らしいじゃない!!」


声を張り上げてオレにすごい剣幕でギリギリと睨んで来る娘はこの中でリーダーなのだろう、

栗色の髪は胸まであり、それをクルクルと巻いており顔はナチュラルメイク?周りの娘に比べては差ほど濃くはない。

が、香水の匂いはハンパない。


聞いた話しってことは昨日の今日でそんなに早く噂が広まってんのか、


にしても女の嫉妬は恐ろしいとは言ったモノだ。
彼女だけではなく、周りにいる女の子達だって例外じゃない。

その子達は爪を噛みながらオレを鋭く睨む。


ゾクリと背筋が凍りそうだ



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