流れに流れて。
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恥ずかしい声が出てしまい、恥ずかしいのと情けないので一気に顔が熱くなるのが分かる…
「な、何ですか?」
同い年に敬語ってどうだよ、チキンな人間だと実感するからいやだな〜なんて。
「かわいい…」
「は?」
ありえないセリフを口にした高宮に正直、脳内検査に行くことを進めたい。
かわいいって、オレが?
まさか、だってオレは平凡だし?平凡だし、平凡だから。
だから平凡だって!!
とりあえず、高宮が発した言葉を聞き流しどうしてこの腕の中から出ようか考えよう…
とは云え、力いっぱい抱きすくめるもんだから出ようがない。
いったい全体どうしたら!?←混乱中
「今日、連れて行きたい所がある」
力を弱くし、やっと解放されたと思いきや次はなんと地獄の予告をしてきた。
↑ただ、デートの誘い。
チキンなオレは勿論、首を縦に振ったさ、そりゃ吹っ飛ぶんじゃないかって程
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