流れに流れて。
13
「え?な、何!?」
「やっとこうするコトが出きた」
ギュッと、きつく腕の力を込める高宮。身長差があるため、少々オレは丸め込まれる形になるが…
「ちょっとー先輩差し置いてイチャイチャすんな!!」
ブーイングをする先輩だが、それより早くオレを助けてくれ!!
「やだぁ」
きゃはっとした感じでオレに笑いかける孝介先輩。
オレ、何も言ってないよね?
「仕方ない、邪魔者な優しい先輩は退散しようかな」
すくりと音を立てずに素早く立って、出入り口まで歩き出した。
パッチリと目があいましたさ、
ガンバレ☆
野郎!!
クチパクで伝えられた訳だが、気づいてやがる!!
そうだよ、怖ぇよ!!
文句あるかこの野郎!!
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