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流れに流れて。
7


体が下に落ちている感覚がしたと思えば、




ドテ。










「い、ーーーて!!」


落とされました。


何なんだ、何なんだ、何なんだ!!下ろしてくれないと思えばいきなり落とされる始末、一体何がしたいんだ!?


訳が解らず立ったまま動かない高宮を下から(座ったままなので必然的に)睨み上げる。




「!?」







見れば、信じられない光景だった。
なんせ、今までオレを持ち上げていた人物が耳まで真っ赤にしていたのだから


「っーーー」

「あ、ーーー」


口は開いたものの、何を言っていいか分からない。っていうかどうして真っ赤になったかも分からない。


「み、見んな…」


先に口を開いたのは高宮の方だった。
今も尚真っ赤な顔をして、それを覆うように骨ぼった大きな手で顔を隠した。


ああ、勿体無い…












て、はれ?オレ今なんて?

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あきゅろす。
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