D.Gray-man
想像は容易だった(神田/ギャグ)
「…………」
これはどう対処したらいいのだろうか
部屋から出たらすぐそばに(一応)仲間が倒れて…いや寝ていたら
しかも熟睡
「スー…スー…」
「…………」
部屋に連れて行くべきか
それとも誰かに知らせとくか
放置という選択肢もありか…
「……おい名前」
とりあえず名前を呼んでみた
「………んぅ……か…んだ…?」
「お、起きた」
名前がうっすらと目を開けた
「サッサと部屋に戻っとけ」
「…うん……」
ポーッとしたまま名前はフラフラと歩き出した
……大丈夫か…?
ゴツンッ!
「あ」
壁に衝突した名前の頭は随分と派手な音を立てた
「…っつ〜」
ぶつけた額を押さえつつまたフラフラと歩き出す名前
「う〜…」
「…………」
少しだけ心配になって後ろから着いて行く
「あー…」
ようやく名前の部屋の前にたどり着いた
「…平気か?」
「んー…うん…」
ここに着くまでに壁に軽く10回以上は頭をぶつけてるからまるで信用出来ないが、本人が平気だと言うんだから平気なんだろう
名前が部屋の扉を開ける
「神田ありがと…」
「別に俺は何も…」
最後まで聞かぬ内に名前は部屋の扉を閉めた
「チッ…面倒かけやがって…」
まあ、もうどこかにぶつける心配は…ゴンッ!バタッ!
「…………」
壁に頭ぶつけてそのまま倒れたのか…
容易に想像が出来てしまった
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