D.Gray-man
お昼寝(アレン/ギャグ)
1ヶ月ぶりに帰ってきたホーム
心地よい日差しがさす自分だけのお気に入りの場所で寝転がる
「だるい…」
「随分疲れてるみたいですね」
ヒョコッと現れたアレン
「………何でいるの」
誰にも教えてないはずなんですが…
「ここ、僕のお気に入りの場所なんですよ」
「…………」
そりゃこんないい場所が誰にも見つからない訳ないか
「隣いいですか?」
それでも律儀に確認を取るあたりが彼らしい
「どうぞご勝手にー…」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
アレンが寝転がっている私の隣に座る
「う゛ー…」
「……部屋に戻って寝た方がいいんじゃないですか?」
唸る私を見てアレンが聞く
まあ…正論だよね
でも
「だるい疲れた眠い動きたくない」
「…………」
アレンが呆れたような目を向けてきやがってやがる(壊)
「声に出てますよ」
「え゛」
「ホントに大丈夫ですか?なんなら運びますよ」
お姫様抱っこで、と笑顔で付け加えるアレン
輝く笑顔…の筈なのに背後が黒い気がするのは気のせいだろうか
「いい」
「そうですか(…チッ)」
「あ、テメ舌打ちしやがったな。聞こえてるぞバカヤロー」
「そんな事ありませんよ?」
今度はもう包み隠さず笑顔まで真っ黒だよ
「………私もここがお気に入りの場所なんだよ」
「…………」
少し驚いたような顔をしている
ざまみろ
「文句あるか、コラ」
「いえ…。じゃあ僕もここで寝る事にします」
「紳士が聞いて呆れるね(似非だけど)」
「しっかり聞こえてますよ?」
「あースイマセン」
「そこまで棒読みで言われると怒るの通り越して呆れますね」
「ハッハッハ、恐れ入ったか」
「全く」
「………………おやすみー」
「………(あ、逃げた)」
まあ…
なんだかんだ言っても
私はこんなやりとりが好きみたいで
この時は久しぶりにいい夢が見られたんだ
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