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間奏 〜ハジマリ〜

その日はあたしの3才の誕生日

黒いヤツがいきなりに家にやってきた


「君はイノセンス適合者だと判明した。…これからは黒の教団のエクソシストとして生きてもらう」
「………」


誰コイツ?
いきなり何言ってんの?

とか思ったけど、あたしの意見は主張する間もなく黒づくめとママたちの取引は成立

びっくりするような金額であたしは売られたみたい





この日からあたしは黒の教団のエクソシスト(籠の鳥)になった





籠の生活は「サイアク」の一言

検査だのなんだので毎日あっちゃこっちゃ引っ張り回されるわ

武器が完成したら今度はシンクロ率を上げるだのなんだので毎日毎日戦闘訓練の日々

戦闘訓練って聞いた時は楽しそうだなって思ったけど…最初はボロ負け続きで全ッ然楽しくなかったし

勝てるようになったらなったで簡単すぎてやっぱり全ッ然楽しくない


あたしの対アクマ武器は棒

棒術を覚えるのは簡単だったから使いこなすまでに時間はかかんなかった

あたしの相手をしてた元帥(あたしの師匠ってことになってるらしいけど、あたしは認めてないし、師匠なんて必要ないもん)いわく「戦闘の天才」だとか

んな無意味な称号いらないのに



「何かが足りない」



そう思ってた毎日

その答えを見つけたのは記念すべき初の単独任務の時だった







最初は広すぎて怖かった

外に憧れながら泣き暮れるしかなかった

ある時籠の限界を知った

籠が窮屈だと解った


邪魔な籠をどうしたらいいか

気づくまであと少し



まだ舞踏会が始まる前





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あきゅろす。
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