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Underdog


「あと3曲も考えるなんて無謀過ぎるだろ! しかも一週間以内にとか……」


あれだけけなしておきながら残りの歌詞も俺に任せるって一体どういうことだ。
ツンデレか? 今流行りのツンデレってやつなのか?
ま、どちらかと言うと、単に押し付けられただけだろうな。


机代わりの段ボール箱の上にルーズリーフを置いてシャーペンを構えてから、早くも2時間が経過している。
そもそもこの段ボールって何が入ってるんだろう。
まだ一度も開けてなかったけど、結構ずっしりと重かったな……。
生ものだったらどうしよう……。

つい、開けてしまった。

「あっ、ドラゴンボール! NARUTOも……こんなとこにあったのか〜」

見つけたらごく自然な流れとして中身を確認してしまう。ほら、ページとか破けてたりしたらやだし。





そして、いくばくかの時が流れた。
たそがれ色の光が俺に降り注いでいた。

「俺は……俺は一体何を……っ」


手元が薄暗いのに気づき、我に返った。
貴重な一日をこうしてふいにしたというわけだ。


「腹減ったな……」

あいにく料理スキルはまったくない。コンビニかハンバーガーか牛丼か。
近くの店を脳内でピックアップしていた時だった。
ケータイが鳴った。


「あぁハル。飯食いに来ぇへん?」

ナイスタイミング、真吾。


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あきゅろす。
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