Underdog
11
ベッド。
ハダカ。
隣に誰か。
……
…………
――うわああぁぁっ、結論が一つしか出ない!
「っるせーな……」
絶叫が口から漏れてたらしく、隣の人がむっくり起きてきた。
「あ、ハルルン……」
「次にそのあだ名で呼んだら殺す」
ハルもなぜか俺と同じ格好だった。痩せてるけど引き締まっててひ弱な印象は全くない。ここまで完璧かよ……。
が、その体を震わせたかと思うと、連続でくしゃみをした。ズズッと鼻をすすると、
「昨日は大変だったぜ。誰かさんのおかげで」
腰は痛いし肩も……とマッサージしはじめた。
嫌な予感がまだ消せないんですが。
「あのー……念のために聞くけど、昨日にかあった?」
「覚えてない!?」
ハルが鬼の形相になった。
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